【TOEIC勉強法】最短で高得点を取るための解答テクニック全50

目次

パート1解答テクニック

TOEICで得点をあげるのであれば、全問正解を目指したいのがパート1です。写真を見るタイミング、注意して見るべきポイントなど、失敗しないためのコツを3つ紹介しますのでしっかりと頭に入れて取り組みましょう。

1.人物が1人の写真では、動作に注目する

パート1は、点を稼ぎやすいパートです。スコアはパートと関係なく合計の正答数で決まるので、点の取りやすい箇所では確実に正答を狙いましょう。

写真問題には、大きく分けて「人物写真」と「人物以外の写真(風景写真)」があります。まずは、写っているものに注目し、それを英語で何ていうか確認しましょう。人物が1人では、その人の動作に注目します。

パート1の冒頭では、毎回同じディレクションと例題が流れます。この間に6枚全部の写真に目を通し、写真の中で目立つものを確認しておきましょう。

またパート1では、ほかのパートにあまりでない「日常生活の単語」がよく出ます。ladder(はしご)、walkway(歩道)、railing(手すり)、container(容器)等の名詞のほか、lean against ~ (~によりかかる)、reach into ~ (~に手をのばす)等の動作を表す表現がよく出てきます。

2.人物が複数の写真は、共通の動作に注目

パート1で最も多く出題されるのが、複数の人物が写っている写真です。このタイプの写真では、「共通の動作」や「違う動作」に注目しましょう。また、人物ばかりをみていると後ろの風景の描写が正解のときに気づけない可能性があるので、全体に目をむけることも大切です。

またパート1では、写真に写っている物が「上位語」で言い換えられることが多くあります。例えば「りんご、バナナ」の上位語は「果物」です。より大きな概念を表す語と考えるとよいでしょう。

TOEICテストでよく出る上位語の例はappliance(家電製品)、machine(機械)、vehicle(乗り物)、equipment(機器)、water(水辺)などです。

3.風景描写では人の動作を表す選択肢を選ばない

風景写真でも、人が写っている写真と同様、まず写っているものに注目して単語を確認します。パート1は「写真描写問題」と呼ばれる通り、写真を描写するのが特徴です。つまり、「今の場面」を表す現在形や現在進行系が正解で、過去形や未来形は選択肢に出てきません。ただし、「受身形の進行形」には要注意です。

1.Flowers are being arranged in pots.(花が植木鉢に植えられているところです【受け身の進行形】)
2.Flowers have been arranged in pots.(花が植木鉢に植えられた状態です【現在完了形】)

1は現在進行形で、「今」花が植木鉢に植えられいるところであると描写しています。つまり、この文は、動作をしている人が写っているときに正解になります。一方で2は現在完了形で、花がすでに植木鉢に植えられた状態を描写しています。従って、人が写っていなくても正解になります。この2つ、are being と have been は音がよく似ていますが、表す状況は異なるので注意が必要です。

パート2解答テクニック

TOEICで得点をあげるのであれば、全問正解を目指したいのがパート1です。写真を見るタイミング、注意して見るべきポイントなど、失敗しないためのコツを3つ紹介しますのでしっかりと頭に入れて取り組みましょう。

4.人物が1人の写真では、動作に注目する

パート1は、点を稼ぎやすいパートです。スコアはパートと関係なく合計の正答数で決まるので、点の取りやすい箇所では確実に正答を狙いましょう。

写真問題には、大きく分けて「人物写真」と「人物以外の写真(風景写真)」があります。まずは、写っているものに注目し、それを英語で何ていうか確認しましょう。人物が1人では、その人の動作に注目します。

パート1の冒頭では、毎回同じディレクションと例題が流れます。この間に6枚全部の写真に目を通し、写真の中で目立つものを確認しておきましょう。

またパート1では、ほかのパートにあまりでない「日常生活の単語」がよく出ます。ladder(はしご)、walkway(歩道)、railing(手すり)、container(容器)等の名詞のほか、lean against ~ (~によりかかる)、reach into ~ (~に手をのばす)等の動作を表す表現がよく出てきます。

5.人物が複数の写真は、共通の動作に注目

パート1で最も多く出題されるのが、複数の人物が写っている写真です。このタイプの写真では、「共通の動作」や「違う動作」に注目しましょう。また、人物ばかりをみていると後ろの風景の描写が正解のときに気づけない可能性があるので、全体に目をむけることも大切です。

またパート1では、写真に写っている物が「上位語」で言い換えられることが多くあります。例えば「りんご、バナナ」の上位語は「果物」です。より大きな概念を表す語と考えるとよいでしょう。

TOEICテストでよく出る上位語の例はappliance(家電製品)、machine(機械)、vehicle(乗り物)、equipment(機器)、water(水辺)などです。

6.風景描写では人の動作を表す選択肢を選ばない

風景写真でも、人が写っている写真と同様、まず写っているものに注目して単語を確認します。パート1は「写真描写問題」と呼ばれる通り、写真を描写するのが特徴です。つまり、「今の場面」を表す現在形や現在進行系が正解で、過去形や未来形は選択肢に出てきません。ただし、「受身形の進行形」には要注意です。

1.Flowers are being arranged in pots.(花が植木鉢に植えられているところです【受け身の進行形】)
2.Flowers have been arranged in pots.(花が植木鉢に植えられた状態です【現在完了形】)

1は現在進行形で、「今」花が植木鉢に植えられいるところであると描写しています。つまり、この文は、動作をしている人が写っているときに正解になります。一方で2は現在完了形で、花がすでに植木鉢に植えられた状態を描写しています。従って、人が写っていなくても正解になります。この2つ、are being と have been は音がよく似ていますが、表す状況は異なるので注意が必要です。

パート3解答テクニック

TOEICテストのパート3は会話を聞いて3つの問題に答える形式です。会話の概要が問われる場合、会話の一部に関する詳細が問われるなど、最初に問題のタイプを見極めてから会話を聞いてみると良いでしょう。また前後の文脈を捉える力が求められるため、ほかの問題より難易度が高くなります。

図表問題では会話の聞き取りに加えて図表も見なくてはなりません。混乱しないかと不安になるかもしれませんが対策ポイントはあります。今回紹介する対策ポイントをしっかり押さえておけばパート3攻略は大丈夫です。

7.重要なのは先読みとリテンション

パート3はリスニングセクションですが、実は読む力(速読力)も必要です。冒頭のディレクションに流れている間(30秒)に、最初の会話(32〜34)に目を通し、聞くべきポイントをしっかりと押さえた上でリスニングに入りましょう。時間に余裕があれば選択肢にも目を通しておきましょう。

会話が終わると問題32の問題文が読まれますが、先読みしてあるのでそれは聞かずに32~34の答えをマークし、問題33の読み上げが始まる頃には、次の問題(35〜37)の先読みをはじめましょう。先読み→リスニング→マーク→先読み、のリズムを崩さないことが重要です。

そしてもう一つ、情報を保持すること(リテンション)を意識的に練習してください。内容を理解できても、忘れてしまうと解答できません。

8.全体の内容を問う問題では全体をイメージ

パート3の問題にはいくつかのタイプがあります。1つは全体の内容を問う問題で、トピック(what)や理由(why)、場所(where)、職業(who)が問われます。見たらスグに意味が理解できるように、頻出パターンを覚えておけば、その問題を読む時間を他の問題の先読みに使うことができます。

このタイプの問題は、会話の中に複数のヒントが存在します。会話の内容を全部理解する必要はないので、幾つかのキーワードから、「誰が」「どこで」「何について」話しているかをイメージすることを心がけましょう。

9.詳細を問う問題のヒントは1回きり

詳細を問う問題は、トラブルの内容、次の行動、理由や日時など、ピンポイントの情報を聞き取って解答します。ヒントは会話の中に1度しか出てきません。まずは、問題の先読みをしっかりと行い、何が問われているのか理解した上で聞きましょう。

もう一つ重要なのが、言い換え表現に慣れることです。会話の中の表現がそのまま問題の選択肢で使われるとは限りません。例えば、会話に a 10 percent discount(10パーセント引き)と出てきても、問題では reduce a price(値段を割り引く)と表現されていたりします。復習の際はこれらの言い換えをセットで覚えていくと良いでしょう。

詳細を問う問題の場合、ヒントを聴き逃したと思ったら、潔く諦めることも重要。「聞き取れなかった」と思えば誰でも多少動揺します。しかし落ち着いて聞くことができなければ、理解できるはずの問題も解けなくなってしまいます。スグに気持ちを切り替えて、次の問題の先読みに進むことを練習のときから意識してください。

10.登場人物が3人でも慌てない

3人の会話は、冒頭のナレーションで conversation with three speakers(3人の会話)と予告されるので心構えをしてください。設問のmen や women でも判断することができます。女性が2人、男性が2人のどちらの場合も、同性の2人の声を厳密に判別する必要はありません。3人の会話だからと慌てずに落ち着いて基本の解き方で対処しましょう。

11.意図問題とは?

話し手のある発言が、会話の中でどんな意味や意図を持つのかを文脈から判断し、解答するのが意図問題です。Why does ~ say “—” ? (~はなぜ「—」と言っているのか)と、What does ~ mean when he/she says “—“? (~が「—」という際、何を意図しているか)というパターンがあります。問われる発言は単独で見ると複数の意味があるような表現で、前後の内容がわからないと正解の判断がつきません。

従って、会話の文脈をしっかり理解することが重要です。ただ、その発言が会話のどこに出てくるかはわからないため、できるだけ会話のストーリーを記憶する必要があります。ここでもリテンションの能力が求められます。

ただし意図問題は高得点者でも戸惑うことのある難易度の高い問題です。執着しすぎる必要はありません。少しずつ表現をストックしていくつもりで取り組んでいきましょう。

12.気持ちを想像しないとわらかない

例えば、意図を問われる発言が I can’t believe it! だとします。状況によってこの意味は大きく変わります。基本は「信じられない!」という意味ですが、皆さんの場合、TOEICテストのスコアが上がったときなら「嬉しい気持ち」を表し、逆に下がったときなら「がっかりした気持ち」を表すでしょう。

発言する時、話し手がどんな気持ちなのか想像できれば正解が見つけやすくなるのではないでしょうか。前後の会話の内容から話し手の気持ちを想像してみましょう。

13.省略形、言いよどみ、不完全な文

会話には省略形や短縮形、言いよどみ、不完全な文などが入ってきます。例えば going to が  gonna と発音されることがあります。言いよどみは、文字通り uh (ああ) のようなものです。 well (ええと)のような間をつなぐ表現もでてきます。不完全な文は、 Just a few minutes a go.(2,3分前にね)のように主語も動詞もなく完全な文になっていないものを指します。

こういったものはテキストや参考書だけで英語を学習してきた人にとっては耳慣れず、少し難しく感じるかもしれません。しかし、日本語の会話を考えてみても、言いよどんだり、省略したりといったことはよく起こります。例題や練習問題の音読を続けているうちに、抵抗感がなくなってくるはずです。

14.意図問題をどうやって攻略するか

どのような発言が意図問題で問われるかはわかりません。また、その意図自体もさまざまなパターンが考えられるので、対策は難しいでしょう。まずは、例題や練習問題をときながら自分のしらなかった意味(意図)を覚えていくことです。

さらに同じような状況になったつもりで、独り言でもよいので使ってみましょう。このとき、自分なりにシチュエーションを思い浮かべ、感情を込めて言うようにすると記憶に定着しやすくなります。

そして最も有効なのは、自然な英語に触れることです。生の英語を収録した教材や英語のドラマや映画のほか、インターネット上にもたくさんの素材があります。自分の興味があるものを少しずつ選んで日頃から英語を聞く習慣を身に着けましょう。

15.図表問題とは?

その名の通り、問題に印刷された図表と、会話に出てくる関連する情報を照らし合わせて答える問題です。冒頭のナレーションで、 following conversation and schedule/list(次の会話と予定表/一覧)のように、どういった図表かという情報が流れます。

図表は常に、1つの会話にひもづく3つの問題の一番上に印刷されており、Look at the graphic.(図をみてください)で始まる設問と連動しています。お店のクーポン、地図、スケジュール、価格表などさまざまな図表が出てきます。

16.図表の確認と先読みをしよう

図表問題も、取り組み方は「先読み→リスニング→マーク→先読み」です。ただ、図表問題は通常の問題に比べ、聞くポイントを先読みで絞りにくくなっています。また図表ばかりをつい見てしまいがちですが、それだけ見ても答えを選ぶことはできません。この問題だけに気を取られて他の2問の先読みがおろそかにならないように注意してください。

17.頭上だけを見ただけ答えてはいけない

図表を見ただけで答えが選べるようであれば、もはやそれはリスニングの問題とは言えません。図表を見て、解答できそうな問題だったとしても飛びつかないでください。例えば次の図表に関して「最後のクラスはなんですか」という設問があるとします。

先読みの時点で選択肢を見てスグにManagementを選んではいけません。会話の中で図表と異なる情報(変更や修正)について言及されるはずです。つまり必ず英文を聞いていいないと解けない問題になっています。そのポイントを聞き逃さないようにしましょう。

Time Class
5:00 Communication
6:00 Marketing
7:00 Presentation
8:00 Mangement
    選択肢

  • (A)Communication
  • (B)Marketing
  • (C)Presentation
  • (D)Management

18.図表をどうやって攻略するか

図表問題では選択肢にない情報を集中的に聞き取りましょう。選択肢に記載されている情報は会話が終わった後も見ることができます。つまり選択肢に書かれていない情報が解答のカギとなります。集中して聞くのはその部分です。

上の図表の場合、選択肢には「クラスの内容」が書かれているので、「時間」の欄を見ながら会話を聴きます。例えば「◯◯さんはどのクラスを選びますか」という設問だった場合、その人物の「8時からのクラスにします」というキーセンテンスを聞き取れれば、(D)のManagementを選ぶことができます。

選択肢と図表を見比べて、どの部分に集中するべきか狙いを定めましょう。最初はなれないかもしれませんが、例題や練習問題を解きながら、鍵になる部分を推測して集中すれば、回答できるようになってきます。

パート4解答テクニック

TOEICテストパート4は1人の話し手によるトーク(説明文)。どんな話題が取り上げられるのか、どんなポイントに注意して聞くといいのか、まずは基本をしっかりと押さえます。またパート4の最後は図表問題も出題されます。

19.先読みと頻出パターンの把握が鍵

パート4の基本的な解き方はパート3と同じです。重要なのは設問を先読みし、聞かなければいけないポイントを理解した上でリスニングに入ることです。全体の内容を問う問題、詳細を問う問題の考え方も同じです。

パート3と違うポイントは話し手が一方的に話すという点と、頻出するトークのパターンが存在することです。パターンを知った上でトークを聞くと、全体の内容がつかみやすくなります。トークの前にナレーターが読み上げるQuestion 71 throuogh 73 refering to the following ~.の「~」の部分ではどんなトークかが判断できるのでここで心の準備をしてください。

またパターンごとの頻出表現、言い換え表現を、例題や練習問題を解きながらトークの種類とあわせて覚えていきましょう。

20.8つの頻出パターンと聞き取りのポイント

パート4で頻出するトークと聞き取りポイントは次の通りです。

1.乗り物のアナウンス 場所・目的・変更内容/理由・聞き手が何をするべきか
2.ラジオの交通情報 渋滞の場所/理由・回避方法・次の番組の予告
3.人物紹介 経歴・肩書・最近の活動
4.店内放送 商品やサービスの内容・セール期間・得点を受け取る方法/条件
5.イベントの前説 話し手/聞き手・スケジュール(場所・時間)・禁止事項・依頼事項
6.電話メッセージ 話し手/聞き手・目的・聞いた人が何をすべきか
7.スピーチ 話し手/聞き手・目的・場所・聞き手が求められていること
8.宣伝 商品やサービス・場所・得点を受け取る方法・条件

まずはこれらの頻出パターンの流れとポイントを頭に入れてください。そしてそのパターンに出てくる単語をあわせて覚えましょう。パート4はリスニングセクションの最後で疲れも溜まってきている中でトークを聞くので難しい印象を持ってる方もいるかもしれません。しかし、パターンがあるので対策がしやすいともいえます。

21.意図問題はパート3と同様に対処する

パート4にはパート3と同様に意図問題が出てきます。トークの中のある発言が文脈の中でどういう意味をもつのかを選択肢から選びます。パターンとしては以下の様なものがります。

Why does ~ say “—” ? なぜ〜は「—」と言っているのか
What does ~ mean when he/she says “—” ? ~が「—」という際、何を意図しているのか
What does ~ imply when he/she says “—” ? ~が「—」という際、何を示唆しているのか

パート4はパート3と違って会話の切れ目がありません。トークの中のどこで問題となる発言がでてくるのかがわかりづらいと感じるかもしれません。先読みする際に問われている発言をしっかりと頭に入れてリスニングに備えましょう。

意図問題は割合としてはとても少なくなっています。例題や練習問題をやってみて歯がたたないと感じたら、意図問題に集中するよりも、他の頻出パターンの学習に時間を多めにさくようにするのも一つの手でしょう。

22.図表問題

パート4の図表問題ですが、基本的な解き方はパート3の図表問題と同じです。問題はトークと図表を関連付けなければ解けないようになっています。設問を先読みして聞き取るポイントを予測しながら、選択肢には載っていない情報を待ち構えることを意識しましょう。図表の種類には表や地図、グラフ、クーポンなどがあります。練習を重ねて様々な問題形式になれていきましょう。

23.地図タイプの問題

聞き取るだけで大変なのに地図を見て場所を特定するなんて・・・と憂鬱になる方もいるかもしれません。しかしTOEICの地図問題ではスタート地点や現在地から順を追って説明してくれるので、迷子になっても目的地にたどり着ける可能性は十分あります。最後に「目的の場所は◯◯の隣です」と伝えてくれたりすることもあるので、最後まで諦めずに聞きましょう。

実生活で何処かに行く時、現在地はどこでどこから出発するのかを把握しておかなければなりませんね。リスニングの際も同じです。聞き逃さないようにしましょう。

24.表に全てが書かれているとは限らない

次の図表と選択肢をよくみてください。パート3で図表問題についてしかり学んだ人は、あれ?と思うかもしれません。

Item Order Quantity
Desk
Chair
Shelf 3

選択肢

  • (A)Sales
  • (B)Accounting
  • (C)Marketing
  • (D)Personel

そうです、選択肢の情報が図表の中にありません。つまり、「選択肢に取り上げられていない図表情報に集中して解答する」という手法では対応できない問題も出題されるということです。

例えば、会社での備品の注文についてのトークだとします。上の図表の場合、「どこの部門が注文しましたか」という設問が考えられます。トークの中から部門に関する情報を聞き取り、なおかつ図表と関連付けて答えを導き出さなければなりません。先読みした時点で選択肢と図表に目を通して心構えをして臨みましょう。

25.英語の持久力

実際のテストでパート4を解いている時ってどんな状態でしょうか。もうクタクタ、聞きたくないし聞き取れない。。。そんな気持ちになっていませんか。例えばマラソン大会に出場するとします。大会までの日々をどう過ごしますか?いきなり当日に42.195km走ったりしませんよね。

まずは5km、10km、と走る距離を伸ばしながら持久力を付けていきますよね。TOEICテストも同じで準備が重要です。そして、ただ漠然と聞く時間を伸ばすのではなく、聴いて意味を理解する集中力を持続させることを意識しましょう。

パート5解答テクニック

文法や語彙に関する知識が試されるTOEICテストのパート5は問題を解くスピードも大切です。出題傾向を把握し、効率よく正解を導く方法を身につけることがスコアアップの鍵になってきます。

また「問題文をあまり読む必要がないもの」と「問題文を全部読む必要があるもの」とがあります。両方のタイプの問題で解答時間を短縮するコツを見ていきたいと思います。

26.選択肢の語尾と空所の前後の文構造が決め手(品詞問題)

パート5は文法問題と語彙問題で構成され、文法問題の20%程度が品詞問題です。品詞問題では、選択肢に単語の派生語(副詞・形容詞・動詞・名詞)が並んでいます。このタイプの問題では、まず選択肢の語尾を見て品詞を判断できる知識が重要です。ここでは名詞と形容詞の語尾の例を上げておきます。

名詞:-sion,-tion,-ment,ity,-erなど
形容詞:-ive,-ful,-able,ous,-ial,-ic,-calなど

次に、問題文の空所の前後を見ます。例えば、the —– business,なら冠詞と名詞の間の空所なので形容詞が入ります。またMr Jones — explained his idea. ならば主語と一般動詞の間の空所には副詞か、has が入ります。

パート5の1問の回答時間の目安は20秒です。タイマーを使い、タイムプレッシャーをかけながら解く練習をしっかりやりましょう。

27.主語の数、態、分の時制をチェック(時制・動詞の形の問題)

選択肢に1つの動詞の様々な変化形が並んでいるのが、「時制・動詞の形の問題」です。解答の基本的なポイントとなるのは、主語の数、態(受動態・能動態)、文の時制です。

まずは、主語の数(主語が単数か複数か)を確認して選択肢を絞り込みましょう。次に主語と述部の関係を見て、文が能動態なのか受動態なのかを判断します。さらに文中で時制を判断できる部分を探します。

例えば、Mr Jones —- that his theory can be applied to medicine. であれば、主語は単数、能動態、時制は現在、動詞の前に助動詞がないので、一般動詞で三単現の -s がつく選択肢があれば、それを選びます。

それぞれの設問の正解には、3つの基本的な判断要素(主語の数、態、文の時制)が正しく反映されています。問題の答え合わせをするときに、なぜこの動詞の形になるのだろうと、常に考え、それが正解になるような裏付けを理解し習得しましょう。

28.代名詞は「格」に注意。関係詞は空所の後の文構造をチェック

代名詞を選ぶ問題の解法の第1段階は、分構造を素早く判断することです。例えば Mr Jones insisted that —- himself should attend the conference. では、himselfは主語ではなく強調用法なので、空所は主格の代名詞he が適切です。また Ms Jones introduced — staff members to the guests. ならば空所は名詞に続くことができる所有格の代名詞 her が適切です。

関係詞には、関係代名詞と関係副詞があります。どちらも先行詞(関係詞が修飾する名詞)を、「後付で」説明します。例えば、The new manager is Ms. Jones, — was an assistant manager at the overseas branch. では、空所の直後に動詞があり、空所以下の文構造で主語がありません。この場合、空所には主格の関係代名詞 who が入ります。

また Ms. Jones has been promoting the copy machine — her company has recently produced. では,空所の後ろの分の動詞部分 has recently produced の目的語が欠落しています。そして欠落している目的語に相当する語は、空所の前の名詞 the copy machine です。この場合は、空所には目的格の関係代名詞 which/that がはいります。

29.空所の前後にヒントあり。時間をかけずに解答する(前置詞問題)

前置詞問題とは、選択肢が前置詞のみのタイプの問題で、前置詞の基本的な用法や、イディオムや慣用的な表現のなかで使われる前置詞が問われます。このタイプの問題では、空所の前後に解答のヒントがあるので、そのヒントを素早く見つけることが解答のスピードアップにつながります。

前置詞問題を手早く解くことで、解答に時間がかかるタイプの問題に時間を回せます。その意味でも、前置詞問題を「瞬殺」できるように練習し、知識を増やしましょう。例えば、Our company’s Web page is updated —- a daily basis.ならば、イディオムの知識があれば、空所には on が入ることが一瞬でわかります。これが「瞬殺」です。

30.空所前後の意味のつながり方を判断しよう(接続詞問題)

接続詞が問われる問題では、選択肢に接続詞と前置詞が混在していることが多く見られます。その中で接続詞を選ぶかどうかを判断するには、空所の後ろに主語+動詞の文構造があるかどうかをチェックします。主語+動詞の文構造があれば空所には接続詞が入ります。

例えば、The ABC company has doubled the amount of its production — its new product line has been selling well. であれば、空所の後に主語(its new product line) + (has been selling) の構造があります。よって空所には接続詞が入るとわかります。また、文脈は、空所以下の「新製品が売れていること」が原因となって、空所の前「ABC社は生産量を倍増した」となっています。

この設問の場合、選択肢に because of と because があればどちらを選びますか? because of の後に主語+動詞の文構造が来ない事を知っていると、正解に早くたどり着くことができます。

接続詞の前後の文がそれぞれ独立した情報を持っている場合は、等位接続詞(and, but, or など)を使います。また、等位接続詞以外の従位接続詞(前出のbecause)が付いた節は、それ自体では独立した情報として成立せず、主節の持つ情報があってこそ文意が通じます。こうした等位接続詞と従位接続詞の用法の違いも確認しておきましょう。

31.空所に入る語彙と文中の語彙の「自然なつながり」が鍵(語彙問題)

パート5で最も多く出題されるのがこの語彙問題です。選択肢には、同じ品詞の単語が並んでいます。このタイプの問題は、空所の語彙と、問題文に使われている語彙との関係を考えて選択肢を選びます。

ABC University — may kinds of language studies. ならばuniversity(大学) が、language studies(言語研究) を、どうするのかと考えます。例えば、空所に offer(提供する) を入れると、主語+動詞+目的語が、自然につながります。

またABC research has been conducting a consumer trend —-. であればABC research(ABC調査会社)が、何(空所:a consumer trend — )を、ずっと行っているのか( has been conductiong )、と考えます。空所に survey(調査)を入れれば、動詞(has been conducting)と目的語(a consumer trend survey:消費性向調査)のつながりがよくなります。

パート6解答テクニック

TOEICテストパート6では、パート5と同じ要領で解ける問題に加え、文脈を理解していないと解けない問題も出題されます。短時間で解答するために速読力が求められるパートになっています。

32.パート6の問題構成を知ろう

パート6の問題の3つのタイプを確認しましょう。

  1. 文脈(本文の流れ)と関係なく解ける語句選択問題
  2. 文脈に沿って解く語句選択問題
  3. 文脈に沿って解く文選択問題

パート6では上記のタイプの問題が1セットに4問出題されす。3つめのタイプは1セットに1問のみ含まれます。実際のテストでの解答時間の目安は、1セット最大2分半ですが、より短い時間で解く練習をしましょう。パート6では速読による読解力が求められます。

33.部分読みでは通用しない

文脈(本文の流れ)と関係なく解ける語句選択問題は、パート5にもみられる「文全体を読まなくても解ける」問題です。しかし文の一部だけを見て解く方法は、パート5では有効ですが、パート6ではお勧めできません。なぜなら、パート6では本文を最初から最後まで速読して内容をつかむほうが解答時間の短縮につながるからです。

1つ上のスコアと目指すためには、この速読速解力を鍛えることが必須です。そのためには、問題を解くときに「少しきつめ」の時間設定(1セットで2分少々)をして解く練習をすると良いでしょう。

34.速読して内容をつかもう

文脈に沿って解く語句選択問題とは、文字通り「本文全体の流れを理解して解くタイプの問題」です。正解を得るには、速読をしながらポイントを押さえていく読解力が必要です。

例えば、Ms. jones is in charge of this project. So please contact —−−− for further information.という設問で選択肢に、him、 me、 them、 herが並んでいるとしましょう。 選択肢だけ見れば直前の文にMs. Jones(女性・単数)があるので、文脈から判断すれば、空所は her が適切です。本文を最初から速読する過程で、このタイプの問題を解いていきましょう。

35.文選択問題には正攻法で挑む

パート6では文脈に沿って解く「文選択」問題が出題されます。このタイプの問題では、選択肢の「4つの文」から本文の文脈に合う文を選びます。この4つの文を読むだけでも時間を要する問題です。このタイプの問題で正解を得る手順は以下です。

  1. 速読し正確な文脈をつかむ
  2. 空所に来たら選択肢を全て速読し内容をつかむ
  3. 空所の前後の文の内容から判断し、「最も自然に意味がつながる文」を選ぶ

このタイプの問題が解けるようになるには、小手先のテクニックではなく、日頃から語彙を増やし、文法知識を深め、多量の英文を読むという正攻法の英語学習が最も有効です。

パート7解答テクニック

TOEICテストパート7はリーディングセクションの半数以上の問題を締めています。時間切れにならないためにもパート7の文章量に負けない技術を身につけることが必要です。パート7の攻略法に関しては以下の5つに焦点を絞って説明していきます。

  1. Eメール・手紙・メモ
  2. 広告・フォーム
  3. テキストメッセージ・チャット
  4. ダブルパッセージ
  5. トリプルパッセージ

36.まずは全体を見て、次に冒頭で目的・テーマをチェック

パート7は文書を読んで設問に答える読解問題です。まずは今から読もうとしている文章がどんな文書なのか、概要をつかむことが大切です。文書の上にある指示文(Questions 147-148 referring to the following~.)を見ると、「〜」の部分にこれから読む文書の種類が書いてあります。

  • email
  • 社内文書
  • 広告
  • 手紙
  • 情報
  • レビュー
  • 記事

など、どういう文書なのかチェックします。次に文書をざっと眺めてもう少し詳しい情報を拾います。Eメールなら手紙やヘッダー部分から誰が誰に向けて書いているものなのか、件名は何かなど、概要を掴みましょう。

Eメールや手紙でよく問われるのは、その目的やテーマです。これらはだいたい第一段落を読めば予測できます。初めて連絡を取る相手にどういう経緯で連絡先を知ったのかを説明する必要があったり、本題に入る前に挨拶をしていたりする場合、目的やテーマが第二段落に登場することもあります。

誰が誰に向けてどんな目的で書いた文章なのかは、全体を理解する上で重要な情報なので、冒頭の記述に目を通して把握するようにしましょう。まれに文書全体を読まないと正解がわからない問題もありますが、これは上級者向けの設問です。冒頭を読んだだけで解けない場合は、深追いせず次の設問に移りましょう。

37.パラグラフのテーマを意識しよう

新形式になって登場した設問に「与えられた文を挿入する位置として適切なものを選ぶ問題」があります。このタイプの問題はパラグラフのテーマがヒントになります。ひとつのパラグラフには1つの内容がまとめて述べられており、無関係な内容が紛れこむことはありません。与えられた文の内容を見て、それに関連するテーマが述べられているパラグラフを探してください。

例えば求人に応募する手紙の場合、第一段落では応募する旨を述べ、第2段落で簡単な経歴、第3段落で応募の理由、最後の段落で最後のアピールと連絡をお願いする旨が述べられているとしましょう。問題で与えられた文が、自分の引越しについて述べている場合、引っ越しのために、現在の仕事をやめてこの求人に応募していると考えられますから、この文は応募理由を述べた第3段落に含まれるはずです。

38.照合タイプは広い視野で

What is indicated ~? What is suggested ~? 等の問題は、選択肢が文になっており選択肢の内容と文書の内容を照合する必要があります。問題の最後の部分が about~ で、かつ「〜」の部分が文書全体のテーマとは関係がない場合は比較的簡単です。「〜」に入る内容について述べているパラグラフだけを読めば良いからです。

逆に最後が in the ~ (「~」は文書タイプ)の場合や、about 〜 でも「〜」が文書のテーマの場合は、文書全体が検索対象になり、難易度があがります。いずれの場合も、設問文で使われている動詞が suggested (指示されている)、implied(示唆されている)などの場合、文書中の記述から類推しないと正解にたどり着かないため、細部にとらわれすぎず広い視野で取り組みましょう。

39.全体に関わる情報は目立つ

全体に関わる問題には、文書の目的やテーマを問う問題、その文書がどこに掲示されているかを問う問題、文書を書いた人を問う問題、文書が対象にしている読み手を問う問題などがあります。Eメールや手紙、社内メモなどでは冒頭の段落に大きなヒントがありますが、広告やフォーム、アンケートや取扱説明書などでは、これらの問題のヒントになる情報は目立つことが多いものです。

例えば、広告では会社名や広告の対象になっている商品のサービスの名称は、大きな文字や太い文字、イタリック、装飾文字など目立つ形で表記されることが一般的です。対象となる読み手に対して呼びかけ、内容に関心を持ってもらうための工夫がなされていることが多いはずです。

また、フォームやアンケートでは項目名が太文字になっているなど、何についてのフォーム、アンケートなのかに関するヒントが目立っていることが一般的です。全体を眺めて、まず目立つ情報を確認するようにしましょう。

40.NOT問題はポイントを絞って消去法で

NOT問題と呼ばれる問題があります。設問文の中に大文字で書かれたNOTという単語が含まれる問題のことです。このタイプの問題は問題文の中に「書かれていない」選択肢を選ぶわけですが、逆に考えると、不正解の選択肢は全て問題文中に書かれていることになります。書かれている選択肢3つを特定することによって、残った1つが正解ということになります。

このようにNOT問題は3つの情報を探さなければならず手間がかかりますが、3つの情報は狭い範囲にまとまって登場することもめずらしくありません。例えば、求人広告で頻出の「応募要件でないものは何か」という問題。基本的には応募要件は1つの段落にまとめて記載されていますから、その段落だけを探せば良いことになります。

NOT問題でもパラグラフのテーマを意識することでより短い時間で答えにたどり着く可能性が高まります。ただし、述べられている3つの情報のうち、1つが同じパラグラフではなく、欄外の注釈の部分に記載されているケースもあります。小さな文字で書かれた部分などにも注目しましょう。

41.言い換えが鍵

パート7では、問題文に含まれる表現を言い換えた形で正解の選択肢が記述されていることがかなり頻繁にあります。例えば、

  • discount(値引き)→reduced price(減らされた値段)
  • coworker(同僚)→colleague(同僚)
  • fill out the questionnaire (アンケートに記入する)→complete the form(フォームを完成させる)
  • You can sign up on our web site(お申込みはウェブサイトでできます)→Register online(オンラインで登録する)

というように、同じ内容を別の表現で表すわけです。

設問の答えを探して1問ずつ出問題文を確認し、答えのヒントを特定できたとしても、この言い換え表現に気づくことができないと正解にたどり着けません。日頃から似た意味の単語を関連付けながら覚えること、間違えた問題で使われていた言い換え表現をチェックして覚えることを続けていきましょう。

42.チャットは会話に近い

2016年5月以降にパート7に加わった text message chain(テキストメッセージのやりとり)と online chat discussion(オンラインチャットの話し合い)は、1回のテストにそれぞれ1題ずつ出題されます。日本語でも同様ですが、これらの文書は文字を使った会話のようなものですから、用いられている言葉は限りなく話し言葉に近いものです。

同僚同士のチャットやディスカッションが多く、カジュアルな会話表現も頻繁に登場します。パート3の会話のスクリプトを読んでいるような感じで読み始めると良いでしょう。

43.意図問題は前後の文脈をおさえる

text message chain と online chat discussion に必ず1問ずつ出題される問題が、「発話の意図」を問う問題です。
At 9:35 A.M what does Ms. Jones mean when she writes, “I don’t believe you” は、何を意味していますか)というような問題文が特徴です。At 9:35のように発言時間が指定されているため、どこを見ればよいかは一目瞭然です。

引用される部分は文脈に応じて複数の解釈が成り立つものが選ばれます。前後の発言内容を把握してどの意味で用いられているかを判断する必要があります。その点では、以前からパート7にある「同義語問題」と似ています。

引用される部分は会話で頻繁に用いられる慣用表現であることがあります。例えば、You can say that again.という表現です。文字通りの意味は「あなたはそれをもう一度言ってもかまわない」ですが、会話では「その通り!」と相手の言ったことに同意する際に用いられる表現です。こういった会話表現を多く知っていると解きやすくなりますから、パート3や市販の英会話教材などにでてくる慣用表現をおぼえるのも役に立ちます。

しかし、そうした慣用表現を知らなくても解答は可能です。「同義語問題」と同様、引用された内容の特殊な意味を知らなくても、前後の文脈に合うような内容の選択肢を選べば良いわけです。

44.発言者も意識しながら全体を通して読む

text message chain では登場するのは2人ですが、online chat discussion では多くの人が登場します。特定の登場人物についての設問もありますから、誰がどんな発言をしているのかも意識しながら読み進めましょう。

また、チャットのなかで取り上げられている事柄に関して、What does Mr.Jones indicate about ~? (ジョーンズさんは〜についてなんと書いていますか?)や What is indicated about ~?(〜について何が示されていますか?)、What is suggested about ~?(~について何がわかりますか?)のような問題も多く登場します。

indicateやsuggestのような動詞が受動態で設問文に登場する場合、複数の登場人物がそのことについて言及し、だれの発言が正解に結びつくのかがひと目でわからないことがあります。また、複数の人の発言を総合して判断する必要があるケースもあります。従って、誰の発言なのかも意識しつつ、チャット全体を通して読んでから設問に答える方が解きやすい場合が多いでしょう。

45.文書系の全文は全部読んでおく

問題176から185に登場するダブルパッセージ問題、186以降に登場するトリプルパッセージ問題では、複数の文書に分散された解答根拠を関連付けなければ答えられない問題が登場します。解答根拠が複数箇所にまたがるため、情報をピンポイントで探し出すことが難しいのが特徴です。

そのため、Eメール、手紙、社内メモや記事、レビューなど文脈がしっかりと存在する文章タイプの問題は最初から最後まで通して読んでおくほうが、早とちりをせずに済みます。一方、申込用紙や請求書、図表など、単に情報が羅列されているタイプの文書は、概要を確認する程度にとどめ、設問の解答の際に応じて読み込む形でかまわないでしょう。情報の羅列なので、最初に通して読んでも内容を記憶にとどめにくく、無駄に時間になりかねません。

46.解ける問題を確実に解く

上で述べた通り、複数の文書にまたがる情報を関連付ける必要がある問題が、1セットに少なくとも1問は存在します。このタイプの問題は手間がかかりますから、難易度は高めです。しかし、難易度の高い問題に時間を浪費していては、時間が足りなくなり、何問か問題を見ること無く適当にマークする結果になりません。

TOEICテストでは簡単な問題も難しい問題も価値は一緒で、難しい問題だから配点が高いということはありません。難しい問題に時間を取られて簡単な問題に出会えなくなる事態だけは避けなければなりません。難しい問題、手間のかかる問題はあまり深い追いせず簡単な問題を探して解くという発想も大事です。

ダブルパッセージでは1つ目の問題は最初の文書だけを読んで解ける問題がほとんどです。シングルパッセージと同じ要領で解けますから、落ち着いて取り組みましょう。

47.同義語問題は文脈から判断

以前から出題されている同義語問題は、10セットあるシングルパッセージの後半とダブルパッセージ、トリプルパッセージで出題されることの多いタイプの問題です。問題の形は”The word “~” in paragraph X, line Y, is closest in meaning to(第X段落・Y行目の”~”と最も意味が近いのは)という表現で一定です。

ダブルパッセージ、トリプルパッセージで出題される場合、冒頭に In the first email(最初のeメール)などのように、どの文書で登場するのかが明示されます。どこに登場する単語なのかを指定してくれていますから、応えられるかどうかを判断するのに時間はかかりません。確実に取り組むようにしましょう。

同義語問題のパターンは2つ。1つ目はそれほど難しくないけれどいろいろな意味を持つ単語が指定されて、この文脈ではどの意味で用いられているのかを判断するタイプです。もう一つは見慣れない難しい単語が指定され、その同義語を選ぶタイプ。前者が圧倒的に多くなっています。

いずれのタイプでも、大切なのは前後の文脈からその単語の意味を類推するということ。別の味方をすれば、パート6に登場する文脈に依存する語彙問題と本質的には同じです。指定された単語の含まれる分だけで判断しようとせず、少し前の内容から確認するようにしましょう。

48.複数文書参照型がより複雑に

パート7の最後に3セット並ぶトリプルパッセージは、かなり手強いタイプです。手強い理由は何と言っても文書が3つあること。そして複数の文書に散らばる解答根拠を関連付けて解く、複数文書参照型問題が多いこと。さらに、解答根拠がわかりにくくなっていることです。

文書が3つあるということは、含まれる単語がどうしても多くなります。それぞれの文書が短くなっているため、極端に読む量が増えるわけではありませんが、読むべき量が増える傾向にあるのは間違いありません。

従来のダブルパッセージでは、1セットにつき1つか2つだった両文書参照型の問題が、トリプルパッセージでは1セットに3つあることも珍しくありません。複数文書参照型はどうしても解答に時間がかかるため、1セット全体としても手間がかかる印象は拭えません。

また、ダブルパッセージでは1問目はほとんどの場合1つ目の文書だけで解けましたが、トリプルパッセージでは1問目が2つの文書に基づいていたり、複数文書参照型だったりすることもあります。また、文書が3つあるため、複数文書参照型の解答根拠が、どの文書とどの文書に存在するのか予想しにくくなります。

結果として、ダブルパッセージ以上に、最初に全体の内容を頭に入れて解くことが求められます。情報を記憶にとどめるリテンション能力の強化が重要になります。

49.急ぎたいけれど落ち着いて

上でも触れた通り、複数文書参照型の問題が増えているため、じっくり腰を据えて問題に取り組むことが重要です。単純な予定を問う問題のように見える問題が、実は複数文書参照型である可能性があるわけです。

例えば、1つ目の文章がMr. Jonesのスケジュール、2つ目がMs. Santosから Mr. JonesへのEメール、3つ目の文書がMr. Jonesから Ms.SantosへのEメールだとしましょう。
設問がWhen will Mr.Jones meet Ms.Santos?なら、スケジュールを見てサントスの名前のある日を答えたくなりますが、2つ目のEメールのどちらかで、予定の変更が示唆されているかもしれません。もっと言えば、1つ目のメールで変更の打診と2つのオプションが提示されていて、2つ目のメールで2つのオプションのうちどちらかが選択されているとしたら、結局、3つの文書を見なければ、答えにたどり着けない可能性があるのです。安易に飛びつくわけにはいきません。

このような可能性があることを知った上で、落ち着いて問題に取り組むことが大切です。やはりダブルパッセージと同様、文章系の文書は全体を通して読むほうが、ケアレスミスを防ぐのに役立ちます。

50.タイムマネジメントが大切

安易に飛びつくと間違えてしまう可能性があるため、しっかりとした文章が存在する文章系はの文書は全体を読むほうがよいのは前述した通りですが、テストの残り時間も無視できません。

多くの場合、トリプルパッセージは最後に解くことになるでしょうから、終了時刻と競争することになります。時間との戦いの中で焦らず、落ち着いて処理していくためには、難しい問題と時間がかかりそうな問題を後回しにする、深追いはしないなど、タイムマネジメントを強く意識して取り組む必要があります。